下の4案は、すべてカーキ/ベージュの同じ土台から出しています。違うのは「余白の使い方」と「動きの速度」。実物のページなので、スクロールして体で比べてください。各ページ下のバーで〈トップ〉と〈記事〉を切り替えられます。
空きを置いた場所に意図が見えると「余裕」になり、見えないと「手抜き」になる。端(余白の切り口)だけは1px単位で揃える。
フェードは1.1〜1.5秒。速い動きは焦りに、遅い動きは余裕に見える。1画面に動く要素は1つまで。
ベージュ(地)・墨(文字)・カーキ(構造)で組み、アクセントは1色だけ。彩度を上げるのは"買える場所"(購読・問い合わせ)に限定。
40代の目に効くのは文字サイズより行間。1行の文字数は32〜38字。ここを削るとメディアの品が落ちる。
更新頻度で勝負しない設計にする。トップに並ぶ記事は最大5本。空いた面は空けたまま見せる。
撮った写真をそのまま載せず、彩度を約半分、黒を少し持ち上げ、ベージュを13%混ぜて地の色に寄せる。写真がバラバラでも媒体の色は揃う。掲載中の写真もこの処理済み。
白(#FFF)は使わない。真っ白は緊張を生むので、地はすべて生成り〜ベージュ。黒(#000)も使わない。文字は墨(#26261F)まで。この2つを禁じるだけで、画面の呼吸がひとつ深くなります。
明朝+一本罫だけで組む、いちばん静かな案。トップは日付とタイトルの行が並ぶだけ。写真の力に頼らず、文章の質がそのまま品に出ます。
丸ゴシック+角丸+紙の粒子。今の潮流のベントーグリッドを使いつつ、1マスをあえて空白にして「余白そのもの」を置いています。
特大の明朝ロゴタイプ、重なる非対称グリッド、横に流れる写真ギャラリー。作品集の作り。写真の質が高ければ、これがいちばん強い。
スクロールに合わせて言葉がゆっくり焦点を結ぶ。記事は3本だけ縦に。夜はダークに自動で切り替わります。読む体験そのものが商品。
案Cは写真ありきの設計。撮影の体制(誰が撮るか・月に何点か)が決まると、A・B・Cのどれで行けるかが自動的に決まります。ここが最初の分岐。
月3本なら案D、月5〜8本なら案A・C、10本超なら案B。逆算して選ぶのが安全です。無理な本数に合わせた設計は必ず崩れます。
デザイン受注の看板(=名刺)なら案C。読者との関係づくり(=事業)なら案B。両方なら、案Cの骨格+案Aの本文で分けるのが現実的。
仮で「余白 / YOHAKU」を入れています。ここが決まると和文書体(明朝か丸ゴシックか)が決まり、案の絞り込みが一気に進みます。
洒落感で人を連れてきて(案C=トップと特集)、読ませる場所は静けさに切り替える(案A=記事本文)。動きの速度だけは案Dから借りて、全ページ1.2秒に統一する。この三段構えなら「お洒落」と「読みやすい」を両取りできます。案Bは、暮らし・道具の連載が育ってきた第2段階で足すのが順番として自然。